茨城大学水圏環境フィールドステーションでは,学生の意欲を引き出すフィールド実践教育の機会を拡充するために,河川・湖沼,海岸,地質,森林,農業,水産業,防災など地域の教育資源を活用した本学・他大学による実習目的での施設の利用を募集しています.実習以外にも,卒業論文・修士論文・博士論文作成を含む学術研究,学術集会,研修会などにご利用いただけます.また,地域の環境を学ぶ小・中・高等学校の教育活動にもご利用いただけます.
ご希望に応じた授業や実習を検討しますので,まずは電話またはメールにてご相談ください.具体的なステーションの利用や雰囲気については,ブログでもご覧いただけます.
大学等の教育機関が教育課程上の実習(原則として単位を伴う教育)の開講を希望される場合には,最優先で対応させていただきます.日程調整が必要ですので,実習の1ヶ月前までを目安にその旨をご連絡ください.講義室,実験室,宿泊棟などのほか,下記の各種機器等もご利用いただけます.実習メニュー(実習プログラムの例)も含め,電話またはメールでご相談に応じさせていただきます.
卒業論文・修士論文・博士論文作成を含む学術研究,学術集会,研修会などでの施設利用の申し込みについても,随時受け付けております.講義室,実験室,宿泊棟などのほか,下記の各種機器等 をご利用いただけます.なお,当ステーションを利用して行った研究を公表した場合には,必ず業績のコピーを1部送ってください.
当ステーションの教育研究業務に支障をきたさない限り,次の施設・機器等を利用することができます.(写真はこちらからどうぞ)
施設・機器 | 概要 |
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講義室 | 定員24名,液晶プロジェクター・スクリーン,黒板 |
実験室 | 実験台2台,電子天秤,遠心機,恒温器等の各種分析機器 |
小会議室 | 訪問教員控室として利用可,無線LAN接続あり |
宿泊棟 | プレハブ平屋建(114m2).宿泊室2(12名用,8名用), 研修室2,洗面台4・トイレ2・シャワー室6 |
調査船 | 船外機付きボート3艘(定員10名,1船は夜間航行装備付き) |
船舶用調査機器 | 水質計,バンドン採水器,エクマンバージ採泥器,各種プランクトンネット,稚魚ネット, 魚群探知機,多項目水質計、DOメーターなどの各種湖沼調査機器 |
地質調査機器 | ハンディジオスライサー(1 m, 2 m),ジオスライサー打ち込み用バイブレータ,ハンドオーガー |
分析機器 | ゲルマニウム半導体検出器,レーザ回折式粒子径分布測定装置(島津製作所SALD-2300) |
実習用器具 | 胴長,手網,小型地曳網,バケツ,サンプル管,バット,ピンセット,防水懐中電灯など |
実習用顕微鏡 | 実体顕微鏡24台,生物顕微鏡24台,顕微鏡用デジカメ |
実習用図書 | 図鑑120冊,参考図書500冊 |
※機器の使用はステーション職員の指示に従ってください. また,消耗品の実費をお支払いいただくことがあります.
宿泊室は2部屋あり,12名用と8名用からなります.宿泊棟1人1泊当たりの使用料とシーツ代等の実費は, 次の表の通りです.
区分 | 宿泊棟使用料 | シーツ代等 |
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(1)国立大学の教職員及び学生 | 0円 | 500円 |
(2)共同利用として利用する他の大学等の教職員及び学生(平成25年7月より施行予定) | 0円 | 500円 |
(3)上記(1),(2)以外の者 | 400円 | 500円 |
※該当する区分が不明な場合には下記事務室の連絡先までお問い合わせください.
※通常,実習時の食事は弁当を注文しますが(実費負担),ステーションの厨房を利用して 自炊することもできます.市街地に近接しているため,車があれば外食は容易にできます. 観光地(潮来,鹿島神宮)も近いため,車で周辺の宿泊施設から通うこともできます.
※宿泊者数が定員を大きく超えた場合には,本ステーションから5kmの場所にある茨城県鹿行生涯学習施設レイクエコー(一泊2,320円)の利用も可能です.また教職員の場合には,本センターから3kmのかんぽの宿潮来も利用できます.
利用ご希望の方は,利用目的,人数(性別),期間を明示して,電話またはメールで当ステーション事務室にお申し込みください.原則として利用開始予定日の2週間前までに,所定の使用申込書(MS Excelファイル 15 KB)に必要事項を記入して申し込んでいただきます.当ステーションの使用規則に基づき,教育研究業務に支障をきたさない限り,使用を許可する方針です.当ステーションで利用調整を行い,使用許可書を発行いたします.